8日目23時半、トレジャー・アイランド。
初めてのラスベガス。
せっかくだからカジノもやってみたい。
相方とチビさんには先に部屋に戻ってもらい、1階のカジノエリアをうろつくことにする。
ラスベガスに足繁く通った悪友に事前にカジノについて聞いたところでは、ブラックジャックがよいらしい。
なんといってもカジノらしいし、スロットより勝てる可能性があるからだと。
しかし、さらに話を聞いてみるとずぶの素人がブラックジャックをするのは周りの客に迷惑らしい。
ヒットすべきではないところでヒットしたりして大ひんしゅくを買うようだ。
そしてそういうことをするのはアジア系なんだ、という。
簡単そうなのはやっぱりスロットマシン。
ただ、そうそう儲からないしスロットマシンに餌をやっている気分になるらしい。
10分ほどうろついたが、結局スロットマシンをやってみる。
パチンコ・パチスロのようなものだが、台に直接ドル紙幣を入れるというのはなんだかミョーな感じ。
わけもわからずベットしてプレイを始める。
当たったり外れたり。
スロット台の液晶に表示される数字はドルだ。
ここがパチスロと決定的に違うところだろう(パチスロやったことないけど)。
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と、なにやらスリーセブンが揃った。
スロット台全体がピカピカと光る。
頃合いだろう、ということでプレイをやめる。
引き換えのバウチャーが印刷される。
29.79ドル。10ドル使ったので20ドルの儲けだ。
バウチャーを持って自動払い戻し機に行く。
やり方がわからずまごついたが、親切なおっちゃんに教えてもらう。
部屋に戻るとチビさんがまだ起きていた。
戦果を報告する。
びっくりする相方。
チビさんは、ギャンブラーな目をしてめちゃくちゃ羨ましそう。
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足を踏み外さないように頼みますよ、チビさん。
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