リンクステーション LS-GLにDebian 9 (stretch)をクリーンインストール その1

こないだリリースされたDebian 9 (stretch)のDebian-Installerでは、リンクステーションのLS-GLシリーズもきっちりサポートされている。

これはインストールするしかないでしょう。

 

Debian 6 (squeeze)、Debian 7 (wheezy)をLS-GLにインストールする記事では、FoonasというLinuxディストリビューションを用いてインストールしたが、今回はFoonasを使わないでインストールする手順を紹介したい。

#要はLS-XHLにDebianをインストールするのと同じような手順なんですけどね。

 

Foonasを利用する手順のデメリットは、なんといっても手順の煩雑さ。

TFTPサーバを立てるのがまず面倒。

リンクステーションがTFTPブートに失敗したりするといらいらしてしまうのだ。

Foonasを利用するメリットは、インストール前にDebian-Installer付属のスクリプトを実行することができる、ということだ。

しかし、今となってはこのスクリプトを実行する必要性はあまりない。

このスクリプトは、u-bootのバージョンの確認とu-boot環境変数の書き換え、Debian-Installerが正しくインストールされているかどうかの確認を行っている。

u-bootのバージョンについては、リンクステーションにBuffalo謹製の最新のファームウェアを適用すればよい話だ。

Debian-Installerが正しくインストールされているかどうかの確認については、必ずしもスクリプトに頼ることはない。

そうすると残りはu-boot環境変数の書き換えだが、書き換えをせずともDebianをインストールできるようだ。

調べる限り、Buffalo謹製の初期のファームウェアで起動することが出来るようにするため、らしいが、どうもよくわからない。

もしそうなら、今更感が漂う。

 

そんなわけで、まずインストール手順の概略。

 

0.前準備

 インストールに必要なファイルとか、必要な環境とか。

1.新規HDDのパーティション分割及びフォーマット

 別途用意したPCを用いてパーティション分割。

2.Debian-Installerの仕込み

 第一パーティションにDebian-Installerのファイルをコピーする。

3.Debin-Installerによるstretchのネットワークインストール

 新規HDDに突っ込んだDebian-Installerを起動してstretchのインストールを実施。

 

またもやわざわざ記事に起こす必要ないだろう!と言われそうだが気にしない。

今回はHS-DHGLにインストールするが、LS-GLシリーズでもまったく同じ手順でインストールできる。

ハードウェア筐体の前期型、後期型ってのも気にする必要はない。

また、orion5x系(玄箱/PRO等)なら同等の手順でインストールできるはずである。

それでは、早速。

 

0.前準備

(1)用意するもの

以下のものを準備する。

■PC

HDDのパーティション分割、フォーマットに利用する。

ext2でフォーマットする必要があるので、WindowsPCを用意する場合は、LinuxのLiveCD(DVD)も用意した方がよいだろう。

もちろん、Debianがインストールされたリンクステーションを使ってもよい。

■ネット接続環境(DHCPサーバ)

Debian-Installerは、インターネットのサイトを利用してインストール(いわゆるネットワークインストール)するのでネット接続環境が必須。

また、Debian-Installerは、起動時にDHCPによりIPアドレスを取得するので、ネット接続可能なIPアドレスを割り振るDHCPサーバが存在するLANが必要となる。

ま、一般家庭のネット接続環境であれば問題ない。

■HDD

HDDはまっさらでも、中古でもよい。

中古なら適当な手段で全パーティションを削除しておく。

ちなみにGPTやMBRにかかわらず、全パーティションを削除するLinuxコマンドは以下のとおり。

sgdisk -Z /dev/sdX

言うまでもないが、万一のため、リンクステーションに入っていたHDDを使いまわすのは止めておくべき。

■リンクステーション本体

 

左がHS-DHGL(海外ではLS-live)、右がLS-GL(海外ではLSpro)。

上で述べたが、Buffalo謹製の最新のファームウェアで動作していたものであることが推奨される。

 

(2)リンクステーション向けのDebian 9 (stretch)用Debian Installer

Debianのオフィシャルサイトから2つのファイル(uImage.buffalo、initrd.buffalo)をダウンロードしておく。

■LS-GL / HS-DHGL

 http://ftp.jp.debian.org/debian/dists/stretch/main/installer-armel/current/images/orion5x/network-console/buffalo/lspro_ls-gl/

■玄箱/PRO

 http://ftp.jp.debian.org/debian/dists/stretch/main/installer-armel/current/images/orion5x/network-console/buffalo/kuroboxpro/

LS-XHLのときの記事でも書いたが、Debian 8以前と比べてファイル名が変わっており、リネームする必要がなくなっている。

 

(3)SSHクライアントS/W

なんでもいい。WindowsPCならTeratermとか。

UbuntuとかのLinuxなら何も考えずTerminalから。

 

以下続く

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