LS-GLに4KB/セクタな2TB HDDを入れてDebian Squeezeをクリーンインストール その1

BuffaloのNAS、LinkstationシリーズのLS-GLをLinux Box化することについてはあちこちのサイトで紹介されている。

今回は、Debianの最新リリースであるSqueezeを新規インストールする手順を紹介しようと思う。

Squeezeは2011年2月にリリースされたばかりであるが、LS-GL的に特筆すべきは、LS-GLがDebian-Installer (d-i)のサポート対象になったことである。

なんで、このDebian-Installerを使ってインストールしてみた、というのがこの記事なのである。

シリアルケーブル不要なので、比較的お手軽に試せる手順となっている。

また、ついでに4KB/セクタ、Western Digital的にいうとAdvanced Format Technology、を採用したHDDを使ってインストールしてみた記事でもある。

オレサマが使ったHDDは、Caviar GreenシリーズのWD20EARSだ。

安かった、というのがHDDの選択理由。

もちろん、従来の512B/セクタなHDDでも本手順でSqueezeをインストールできる。

というか、512B/セクタなHDDを使う場合、手順の一部を省略できる。

あと、いうまでもないがHS-DHGLシリーズでも本手順を使ってSqueezeをインストールできる。

前期型、後期型ってのも気にする必要はない。

参考にしたリンクは以下の通り。

Install Debian on the Linkstation Pro/Live

Debian GNU/Linux インストールガイド

Linux で 4096 バイトセクタ HDD を fdisk

まずは、概略手順を示す。

0.前準備(その2)

 必要なファイルとか、必要な環境とか。

1.新規HDDのパーティション分割(その3)

 foonas-emを使ってTFTPブートし、fdiskでパーティションを分割。

2.u-boot環境変数書き換え(その4)

 LS-GLのブートローダであるu-bootの環境変数をDebian-Installer付属のスクリプトを使って書き換える。

3.Debian-InstallerによるSqueezeのネットワークインストール(その5)

 新規HDDに突っ込んだDebian-Installerを起動してSqueezeのインストールを実施。

なんと簡単、概略手順にするとわずか3ステップ!

所要時間は、まあ2時間も見ておけばよいかと思う。

大目に見ても半日作業だ。

もちろん、インストールするだけ、ならばだが。

■注意■

(1)お約束だが、このブログで紹介する情報のご利用は自己責任でお願いする。

(2)Debian-Installerは、LS-GLのu-bootの環境変数がデフォルトであることを前提としている。

 少なくとも、u-bootの環境変数bootcmdが変更されていないこと。

 例えば、Buffalo@NAS-Centralこちらの記事で紹介されているtarballを使ってLS-GLにDebian Lennyをインストールした場合、foobootコマンドを実行しているはず。

 このコマンド、実はu-bootの環境変数bootcmdを変更している。

 このようなLS-GLにDebian-Installerを使う場合は、Buffalo@NAS-Centralのこちらとかを参考に、u-bootの環境変数をデフォルトに戻しておく必要がある。

 (あるいはひょっとすると、Debian-Installerのファイル名をu-bootの環境変数bootcmdに合わせこめばいいかもしれない。)

(3)u-boot環境変数書き換え時、u-bootのバージョンによっては失敗する。

 u-boot環境変数書き換えに使うDebian-Installer付属のスクリプトはu-bootのバージョンをチェックしている。

 具体的には、u-bootのバージョンが1.10以上でないとu-boot環境変数書き換えをせずエラー終了する。

 この場合、例えばbuffaloの公式サイトの最新のファームウェアをLS-GLにインストールしてu-bootのバージョンを1.10以上にしておく必要がある。

 まっさらなHDDにbuffaloの公式サイトの最新のファームウェアをインストールする手順は、これまたあちこちで紹介されているのでそちらを参考にしてほしい。

 ちなみにこのスクリプトのu-bootバージョンチェック、ググって見る限り、以下の3条件が揃うとLS-GLが起動しないというレアケースから救うためのようだ。

 条件1:u-bootのバージョンが1.10未満

 条件2:u-bootの環境変数bootargs_rootを”root=/dev/sda2 rw panic=5″に変更(←Debian-Installerは、このように書き換える)

 条件3:HDDに初期のbuffalo謹製ファームウェアがインストールされている。

 この3条件が揃うケース、というと、例えば販売初期のLS-GLを購入して一度もファームウェアをバージョンアップしないまま、u-boot環境変数を書き換え、なんらかの要因でDebian化をあきらめて大事に取っておいた初期のファームウェアが入ったHDDを入れなおす、というケースが考えられる。

 さらにググる限りでは、この場合でもHDDに最新のbuffaloのファームウェアを入れればLS-GLは起動するらしいし、HDDにDebianをいれてもLS-GLは起動するようだ。

というわけで、次回から詳細手順を紹介する。


上限の2TB HDDを突っ込みましょう

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